店舗情報
和菓子・洋菓子 別当庵(佐藤製菓)
商品情報(1)
こだわりの逸品
いもがし
桂皮末を皮の表面にまぶしてあるのですが、これは大阪から仕入れています。通常、桂皮末は香りが鼻につくことが多いのですが、ここのだけは香りがやわらかく味も甘めなのに加え、色合いもきれいなので直接ここの会社から卸してもらっています。以前は地元の問屋さんを通して同じものを仕入れていたのですが、問屋さんがお辞めになるというのを聞き、どうしてもこの桂皮末を使い続けたいということで紹介していただきました。(1個123円~) 1個あたりのお値段:123円(税込)
こだわりの技
餡を含め自社工場で作っているのですが、さつまいもの食感を出すために通常の練り方とは異なった餡づくりを行っています。また包餡の際、機械で行うとどうしても中身が固くなってしまうので、食感のやわらかさを保つために手で餡を包んでいます。機械と比べてもちろん効率は悪くなるのですが、商品のでき上がりが全然違うので手作業にこだわっている次第です。
さらに桂皮末は時間が経つと黒ずんできてしまうので、見た目の美しさを保つ意味でも少量ずつ作りこまめにオープンで焼くようにしています。
商品開発ストーリー
第二次世界大戦がはじまる少し前ごろ、当店の3代目が餡子のお菓子でさつまいもの食感を出せないものか、というのがきっかけと聞いています。4代目のときに若干改良を加えたらしいのですが、製造方法自体は昔ながらの方法で作っています。
商品情報(2)
こだわりの逸品
十符ヶ浦餅
モチ粉にクルミを混ぜて蒸かしたお菓子で、クルミを入れることで食感にアクセントを加えています。(1個113円~) 1個あたりのお値段:113円(税込)
こだわりの技
セイロいっぱいに商品27本分の材料を入れて一度に蒸すのですが、お餅を切ったときにどの部分にもクルミが入っているように注意して作っています。
商品開発ストーリー
4代目が考案した商品で、当時は包装紙も4代目が自分で描いたものを使っていました。
オリジナルテーマ
お菓子に対する思い
岩手県の釜石市で仕事をしていたことのある同級生が大震災の直後、釜石に救援物資を届けたいということで、いもがし400個に加えパンなどを持たせてやったところ、後日お礼にコンブを送ってくださいました。その後も何度かやりとりをさせていただいているなかで、食べ物がないときに甘いものを食べるとジーンとくるというお話をお聞きし、私自身もジーンときたことを憶えています。やはりお菓子を食べるということはリラックスできるし、幸せな気分になれるものだとあらためて思った次第です。
私自身、菓子づくりにおいて歴史や伝統に対するこだわりはもっていません。また、和菓子だから洋菓子だからと分けて考えることもありません。将来的な夢としましては和洋のジャンルにとらわれない、今までにないような意外性のある商品を作りたいです。
お客様からの声(評価)
よくお客さまからお葉書や絵などを頂戴するのですが、そうしたものはありがたいという感謝の気持ちをこめて、できるだけ店頭に飾るようにしています。ずっとこの地で商売をしてきましたので、やはり懐かしがられるお客さまも多いようで、数年前からは地元の野辺地高校OB会の東京支部などでも当店の商品をお使いいただいています。
安全性について
直接商品に触る作業なので、1つの作業を終えるごとに手洗いをするよう習慣づけています。また保存料等は使用していませんので、遠方へお土産などで持っていかれる場合は脱酸素包装を行っています。
おすすめの菓子店のご紹介
七戸町のある「田重菓子舗」さんですね。江戸時代から6代にわたってお菓子屋さんを営んでいるお店で、看板商品である駒饅頭は明治9年の誕生以来、ずっと同じ原料・同じ方法で作られています。